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●クライストチャーチ空港まで
なかなか座ったままで寝れない。1時間ほど寝ては起き、体制を変え、また寝ては変えし、どうにか朝を迎えた。機内食を食べた後、トイレに行きたくなり、トイレに立つと日本人がたくさん並んでいた。それも洗顔セットみたいなものを持って。この便は日本人が結構な割合乗っているが、他の人たちも乗っている。しかし、日本人ばかりトイレに何かを持って入りたがる。日本人は和を重んじる人種らしいが、誰に対して何のための和かというのが疑問に思えた。迷惑を考えれば、一度の洗顔、歯磨きはしないはずだ。到着してから空港ですれば済むこと。なのにわざわざ機内で済ませようとする。これは、一緒に来ている友達への見栄だろう。清潔感を装わないといけないような関係の人と一緒に旅行をしている姿を見ていると悲しくなってきた。日本人は本当に友達と呼べる人を作りにくい文化をここ1世紀で創ってきたのではないかとも思った。
もうすぐ着陸という時なって、隣のオバチャンへお礼を言わないといけないなぁと気付いた。私のない頭で考えた文章を席を立つ前に思い出し、席を立つときに伝えた。だが、「?」という反応だった。でもすぐに何か分かり、よい旅行を、また会いましょうねとか、どこに行くの?とかいうお話をちょこっとした。テカポ湖と言ってしまい、驚かれた。しかたもない、600kmはある。私が向かうところは300kmぐらいのところだった。
●クライストチャーチにて
飛行機から降りて、ニュージーランド航空の人が立っていた。そして日本人がいた。日本人が、「オークランドに行かれる方は、こちらに」というアナウンスをしていた。私は、半券を機内でなくしたことを思い出し、尋ねたら、無くても入国できるということなので、安心して入国カウンターに向かった。列に並んでいると、後ろから「すみません」と声をかけられた。振り返ると、私よりも若干若い女性が立っていた。その人が私に質問してきた、入国カードの書き方が分からないと。私は機内での複雑な経験を活かし、ちゃんと説明をした。その子といろいろ話をしたら、仕事を辞めて、ワーキングホリデーで来ているということだ。結婚式場で働きたいということから、こっちで働きながら語学を学ぶらしい。でも、英語の勉強はほとんどせずに来ている。そのワーキングホリデーもラストリゾートという会社にいろいろ手配してもらって来ているらしい。私は言った、いやな名前やねぇ。ラストリゾートだよ。って。彼女も笑っていた。
入国カウンターでいろいろ手続きをしていたら、チケットを出せ、と言われた。私はなくした半券の事と思い、なくしたと説明した。そうするとカウンターの女性が「はぁ?」という対応をした。もう、日本人は!と思ったのだろう。すると帰りのチケットのことだと、チケットを出して説明し、私は納得し、帰りのチケットを出して見せた。すると、対応が一転し、次の項目に進んだ。私は泊まるところは決めてなく、一日目も友達に予約をしてもらっていたので、どこかわからなかった。それも質問され、また、「はぁ?」という対応をされた。でも、どうにか理解してもらい、入国できた。
それからも大変だった。母が、「お腹だけは空かすな」と言って、生協のクッキーを持たせた。私はそれを持っていることを申告した。たくさんの荷物をもっていたり、食べ物を持っていると、別エリアに留められ、別に手続きをする。入国カウンターで知り合った女の子を空港スタッフは友達同士だと思い、まとめて扱われてた。彼女を巻き添えにしてしまった。
オークランドから友達が私よりも1時間半遅い便でクライストチャーチにやってくる。私は知らない土地で1時間半も待った。不安だったが意外に大丈夫だった。クライストチャーチは出入りの人は多いのにもかかわらず、空港自体は狭い。国内線も国際線も同じ建物にあり、建物自体も狭い。私は国際線の出口に居たので、国内線の出口を探した。案内地図を見ながら、それらしきものは、ドメスティックという文字だった。ぱっと見た瞬間は、ドメスティックといえば、私たちの界隈では、ドメスティックバイオレンスという言葉で使われるように、夫婦間の暴力、つまりドメスティックは夫婦という訳がつくことがある。もちろん、DVは家族内の暴力であることは誰しもが知っていることであり、ドメスティックと聞けば、家庭内ということだから、子どもたちだけで旅をする際に航空会社のスタッフが付き添うということがあるから、そういう受付カウンターだと勝手に推測した。だが、それ以外になにも見当たらないことから、辞書を取り出し引いてみると、国内という意味もあるではないか。ドメスティックとは広いエリアで狭い集団の線を引くための言葉であり、群集団を意味するのではなく、その線引きを意味することだと、やっと分かった。言葉を構成するものは、要素ではなくそれに基いた線引きということになるのかもしれない。シニフィアンとシニフィエを思い出した。何でもやってみるものだと思った。
そうこうしつつ、国内線出口で待っていても現われないので、結局は事前に聞いていた彼女の携帯電話に電話をすることになった。便利な世の中になったものだと思う。
彼女と久しぶりに再会した。相変わらずスマートだった。すぐにレンタカーを借りる手配をすることにした。大手のカウンターがあったので、一応聞いてみたが、イースターということもあり、ほとんどの車が出払っていた。英語も旅行も達者な彼女がインフォメーションにて手配をお願いしてくれた。そしたら何軒かあたってくれて、格安の車を選んでくれた。候補に挙がったのは、パルサーとロゴ。ロゴの方が安いのと、私がロゴに乗っているので、旅行するときには気が楽なものがいいという彼女のアドバイスからロゴにすることにした。そのインフォメーションにてクレジットカードで契約を完了し、レンタカー会社と落ち合うことにした。時間がちょこっとあったので、空港内の銀行窓口で当面のお金を替えておいた。現金でいくらかもってきたので、まずは現金から交換した。
ニュージーランドに旅行する際は、日本円のトラベラーズチェックが良いらしい。実際に日本では80円台の交換でも、ニュージーランドで円からドルに替えると70円台だ。そこに10円の開きがある。それもあり、ニュージーランドに旅行する人は日本円のトラベラーズチェックを持って行くのが良いらしい。トラベラーズチェックは現金交換よりも3円ぐらい換金率が高いし、盗難されても再発行される。トラベラーズチェックに替える際に1%の交換手数料が必要だが、盗難にあうことも考えても、換金率の高さから考えてもお得だと思う。私は持ち合わせの数万の現金をNZドルに替え、すぐさまレンタカー会社との合流地点に向かった。
空港から近いらしく待っていてくれていた。車に乗ってお話をしていると、(彼女が)、私の顔が疲れているという風に言われた。しかなたない、エコノミーだ。
レンタカーがロゴということもあり、もしかして色まで一緒では?と期待したが、白色だった。まあ、悪くないと思い、事務所に入っていろいろ説明を受けた。インフォメーションにて契約した内容が帰国日前日の返却という契約だった。時間までは調べていなかったので、その場で知り、時間が早かったので一日分チャージし、契約をやり直した。そこでもクレジットカードを使ったので気にはなっていた。だが、在住の友達が大丈夫だと言うので、そこではそのまま契約をした。(しかし、帰国後VISAから送られてきた明細では2重請求になっていた。日本人だからか?それとも手続きミスか?)
いざ車に乗り込もうと思ったとき、後ろの荷物を載せるスペースにふたがないではないか。NZは英語圏では治安がいいほうだが、車上荒しがあるらしく、気をつけたほうがいいということらしので、すぐにレンタカー会社の人に聞くと、「ない」と言われ、適当なふたを持ってこられた。それは契約する際に言えよ!と思ったが、こういう車だから安いんだと懸命に説明していた。彼女いわく、「キゥイだから」(NZ人を現地では希少動物の名前を取ってキゥイと言う)と。まあ、日本では日向人みたいなものだろうか。
車に乗り込み、いざ出発!まずは、お昼の食料を手に入れることをしようと思った。だが、しかし、今はイースターですべての人々がお休みだ。どこのスーパーも開いていない。日本なら、休みの日こそ、かきいれどき!と躍起になってお店を開けて宣伝するだろう。これもキゥイだからか?
唯一開いていたのが、バーガーキングというハンバーガー屋さん。適当に買ってカップに飲み物を入れようと思ってセルフのコーナーに行くと、良く肥った男の子が右から順番に少しずつカップに飲み物を注いでいく。ファンタ、コーラ、、、それを見ているだけでうぇぇぇと思った。外国の男の子はすごいと思ってしまった。
お腹を満たす準備も終わり、いざ、テカポ湖へ出発!
● クライストチャーチからテカポ
NZは交通のシステムがすごい。まず、高速がタダ。そしてどこからどこが高速か境界がない。ここから高速ですと標識があるだけ。そして、街中はラウンドアバウトと呼ばれる交差点があり、交差点の真ん中に丸く道が通っており、右から来る車だけ注意すればあとはその丸い道に乗れば、好きな路線に入れる。また、田舎道は時速100km、ちょっと民家の前になると、70・80kmになり、街中は50kmだ。100に慣れるとこんなに50が遅いものかと思ってしまう。


ちょっと郊外に出ると、こういうすごいきれいな風景が広がった。牛の多さにびっくりした。私の知識では、羊が多いと思っていたが、郊外は牛ばかりだった。ずっと旅していく段階で分かったことだが、田舎の辺鄙なところに行けば行くほど、羊と肉牛ばかりだと言うことだ。郊外に牛がいるのは、これは乳牛で、お乳は新鮮さが一番なので都市部に近いところにいる。
下の写真は途中の道での風景。どこかのNZの旅行のサイトで書いてあったことだが、どこを撮影しても絵になる。技術は二の次・・。

走り続けること数時間、やっとテカポに着いた。夕方のテカポもとてもステキだ。

しばらく眺めた後、今日泊まるB&Bを探した。
日本と違い、何とかストリートというように名前が振ってあるので、すぐに見つけれた。とてもステキなおうちで、ホストマザーもステキな人だった。友達がネットで探してくれて予約をした。チャームという本で紹介されていたらしい。その本で紹介されているところは結構いいところということだ。参考までにURLを。。こちら
そしたら、今日は日本人日らしく、他の予約も日本人の家族だった。私たちが荷物を降ろして落ち着いたところでやってきた。お父さんがぺらぺらだった。どうやらオーストラリアに海外赴任の家族のようだ。私たちはリビングで日本語でお話をした。お母さんがすごい人で、こういう人でないと海外での生活は無理だろうなと確信をした。それにしても湖は見えないが、その向こうに見える山が一望できるリビングだった。こんなステキな生活を送れるのはとても羨ましい。
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